変わりたいけど変われない。
よくあることですよね。
以前もう1人の自分が邪魔をするという話をしました。
変わりたい自分と変わりたくない自分が引っ張り合いをします。
この変わりたくない自分の正体は何だと思いますか?
その正体は自分が生まれた時から脈々と作られてきた信じて疑わない考えです。
これを自我と言います。
或いは信念、信条、固定観念、ポリシーなどと言ったりもします。
他人に対して、常識でしょう、とか正しい、間違っているとか言っている時に自我が作動しています。
そして自我は人それぞれ違うので、自我を押し通そうとすると衝突します。
自我は自分にも作用します。
自分が今までと違うことをやろうとすると、自我が作動してそれば違うという判断をして今までの考えに戻れと言うのです。
自我の縛りは凄まじく、如何なる手を使っても変わることを諦めさせようとします。
仕事を忙しくさせたり、事故に合わせたり、病気にさせたりと本当にあらゆる手段で止めにかかります。
ではどうすれば変わることができるのでしょうか?
それには自我を変えるしか手がないです。
もし、自我を自分が変わりたいと思っている方向に変えることに成功したら、今度は自我が変わる方向に導いてくれます。
みなさんが人生の中で物事が好転し始めた理由を考えると、自分自身が変わったとか、考え方を変えたことで好転したと実感することが多いのではないでしょうか。
これが自我が変わった瞬間です。
ただ、変われたのは大病を患う、大事故にあって死にそうになった、大切な人を失くしたなど強烈な体験を伴っていることが多いように思います。
こんな大変な思いをせずに、意図的に自我を変えることができたらいいですよね。
方法はあります。
次回は意図的に自我を変える方法を考えていきます。