ゴール設定をすることには大きな意義があります。
人間には無限の可能性があり、法に触れない限りどんなことをするのも自由です。
だけれども人間には命の限りがあることで、時間が有限という制約があります。
だから無限の選択肢の中からどれかを選ぶ必要が出てきます。
これがゴール設定です。
ゴール設定で大事なことは、これが本当にやりたいことかどうかです。
私が子供の頃のなりたい職業は、野球選手、パイロット、電車の運転手などを多くの人たちがあげていました。
最近のなりたい職業ランキングなどを見ると、会社員がトップだったりします。
これらのほとんどがメディアや親の影響を多分に受けており、本当にやりたいことかというとそうではないと思います。
影響を受けるのは当たり前なのですが、怖いのは影響を受けていることに本人が気づかずにゴールを決めてやり始めたことが、何となく違和感を感じ始めても、楽しくなくてもやり続けてしまう傾向があることです。
これはある種の洗脳状態です。
とは言いながら、入ってくる情報がメディアや親からの情報だけだったとしたら、ゴールがその情報の中から選ばれるのは当然です。
ということは、ゴールを設定する場合には世の中の情報を広く収集することが必ず必要になるということです。
そして収集した情報の中から、これをやってみたいというものがあったらまずはやってみる。
やってみて面白ければ続ける。
嫌ならやめる。
この繰り返しでゴールを決めていくと、本当のゴールが出来上がっていくのです。
因みに、私が以前設定したゴールで「人の役に立つ」というのがあるのですが、これはきっと自己啓発書などから成功者の言葉に影響されたんだろうなと自己分析しています。
成功者の方々は色んなことを成し遂げて、それが世の中の多くの人々の役に立ったから成功者と言われているんだと思います。
そして、成功者に人生で大切なことは何かと問うと、「人の役に立つこと」と返ってくるんですよね。
ここの最後のところだけを取って、ゴールを設定したというオチです。
人の役に立つことは結果であって、その原因を作る要素がないとゴールとしては成り立たないのかなと今は思っています。