多くの人が銀行にお金を預ける理由
みなさんは誰しも銀行にお金を預けていると思います。
では何のためにお金を預けるのでしょうか?
今から30年以上前、日本は金利が8%ぐらいある時期がありました。
みなさんの親の世代、人によってはおじいちゃんやおばあちゃんの世代かもしれません。
この頃は貯金をするのが最も賢い資産運用でした。
資産が目減りするリスクもなく、預けておけば勝手にお金が増えているので誰もが銀行に預けることに異論はなかったと思われます。
ですから我々の親の世代は「貯金をしなさい」という人が多いです。
その言葉の裏には貯金をすればお金が増える前提が少なからずあったと思います。
今現在(2022年)は普通預金の金利が0.001%という時代です。
この金利では100万円預けても利息は10円です。
この状況下で貯金をする理由は以下のようなことかなと思っています。
- 資産を安全な場所に置いておく
- 金利がほとんどなくてもゼロではないから
- 資産の目減りがない
みなさんが銀行にお金を預ける理由は、上記のようなことではないでしょうか。
あとは親から貯金を勧められて何となく預けているという方もいらっしゃると思います。
金利を考えるようになるとお金の預け先、借り先を考えるようになる
みなさんはお金は大事だと思いながらも、金利とかいわれると何となく面倒とかよく分からないと思って、あまり考えたくないテーマだなと思っていませんでしょうか。
私も正直あまり好きでないです。
でも銀行預金などお金を預ける時にはあまり考えなくても、お金を借りるときは金利をすごく気にするのではないかと思います。
これは人間が損をすることをすごく嫌う特性を持っているからです。
例えば、住宅ローンや自動車のローンを組むときなどは金利をよく見ると思います。
私の身近な人たちを見ていても、住宅ローンを組もうとする時に金利、資産運用のことを考え始めるパターンが多いです。
これをきっかけに保険の見直しや投資信託などの購入を考え始めたりもします。
72という数字で簡単に金利計算ができる
例えばみなさんが金利が3%つく普通預金口座に100万円を預けていたら、何年で預金が2倍になりますか?
答えは 24年 です。
上記の質問には72という数字を知っていると簡単に答えられるのです。
では、金利が8%だったら何年で2倍になりますか?
72 ➗ 8% = 9年
9年です。
では100万円を10年で2倍にするには金利が何%である必要があるか?
72 ➗ 10年 = 7.2%
こんな使い方もできます。
他にも売上を倍増するには毎年何%売上を伸長すれば良いかという計算もできます。
この数字を覚えておくと、金利に関わることが一瞬で計算できますのですごく有用です。
簡単な話ですが、この数字を知っておくだけですごく便利ですので72という数字をぜひ使ってみてください。