みなさんこんにちは。
今回は成長への近道 〜早いと思うぐらいでデビューする【その2】「現状を変えたい」という考え方をお届けします。
「今のままで十分」という考え方に対して「現状を変えたい」、つまり「今のままでは不十分
」と思う気持ちを持つことが今回のテーマです。
現状を変えたい
自身の成長を志す人は「現状を変えたい」と考えています。
これはかなり心に負担がかかりますので、エネルギーがないと続きません。
現状を変えるということは、ある意味現状を否定するすることにも繋がりますので、自身の思いに対して現状が変わらないとだんだん苦しくなってもきます。
そうすると、次第にエネルギーが弱まってきて現状を変える力がなくなってきます。
そしてだんだん不幸な気持ちになり、こんな言葉が浮かんできます。
「俺は何を目指しているんだっけ?」
「現状を変えてどうするの?」
「変えた先の世界は俺にとって意味があるの?」
「こんな大変な思いしてやること?」
「現状の何が不満なの?」
「今のままでいいじゃん」
こうして「今のままで十分」という考え方に戻ってしまったりします。
この流れでいくと現状を変えることはできませんが、現状がどれだけありがたいことかに気づく可能性もあります。
こうして考えると、最初から「今のままで十分」というふうに思える人は賢い人なのかもしれません。
「現状を変えたい」と考えて動いた結果、「今のままで十分」ということに気づいた人は現状の素晴らしさに気づいていないという意味で、未熟だったと言えるかもしれません。
しかしながら、現状を変えようとして動いたことによって、多くの知識、経験、自分自身への気づきが得られます。
だから僕は「現状を変えたい」と思って動くことはすごくいいことだと考えています。
「現状を変えたい」と思うことで、
- 現状の世界
- 現状の自分
- 現状変更後の世界
- 現状変更後の自分
これらのことを考えることになります。
この辺をどれだけ真剣に、リアルに考えることができるかどうかがポイントです。
現状変更後のことは未来のことなので、本質的には分かりません。
ここを分からないと諦めてしまうと思考停止に陥ります。
現状変更後のことを頑張って考えるのです。
当たっているかどうかは関係ありません。
そして現状変更後の未来を仮にでも描くと現状を比較することができます。
そうすると現状がどういうものなのか分かってきます。
ありがたいと思うかもしれませんし、不満を感じるかもしれません。
ところで、現状変更後の未来を描いていない場合、ありがたいとか不満という感情はなぜ現れると思いますか?
他人との比較です。
他人と比較するほど意味のないことはないのですが、人間というものはどうしても比較がしたくなるので、比較対象を探して他人と比較してしまうのです。
だからこそ、現状変更後の未来を描くことがすごく大事なのです。
自分の現状と未来の比較ができるからです。
これができれば、意味のない他人との比較をやめることができます。
すべてのことに「今のままで十分」と思えるのはおそらくお釈迦様の境地に至った人だけだと思います。
でもそんな人はいません。
普通の人は「今のままで十分」と思える部分もあるかもしれませんが、ほとんどのことに対して「現状を変えたい」と思うことになるでしょう。
今回は「現状を変えたい」という考え方の意義についてお伝えしました。
次回は現状を変えていくための方法について考えていきます。