新柳の教え

人生を楽しく幸せに生きるための知恵、教え、考え方をお伝えします

やりたいことが見つからないとき、筋トレで得られる3つの副次効果

 

 はじめに

僕はライザップで筋トレを始めてから筋トレの効果を実感してきました。

体重減少、体脂肪率減少、ウェスト減少などが目に見えるものとして挙げられます。

感覚としては、疲れにくくなった、肩こりを感じない、体が軽いなどの変化を感じてます。

 

あと、以前より自信がついてきたような気もします。

 

そんな折、僕の前に飛び込んできた本がこれです。

 

 

 

 

 現状にしがみつく人間という生き物

人間は変化を恐れる生き物だ。今の状況にそこそこ満足していれば、居心地のいい状況を投げ捨ててまで新たな挑戦をしようとする人間は少ない。そして、人間は挑戦しない言い訳を見つける天才だ。「やらない言い訳」なら無限に湧いて出てくる。

 

ゴールを持っていない人はだいたいこうなります。

というか、ほとんどの人が変化を望んでいないように見えます。

 

変化を恐れる者、拒む者に待つのは破滅だ。

 

過激な表現ですが事実ですね。

頑なに変化を拒む人には確実に破滅が訪れます。

でもほとんどの人は変化を望まなくても、強制的に変化させられてしまうので破滅することはないでしょう。

ただその場合、波にのまれるが如くコントロールが効かない人生を歩むことになり、常に不安や不満がつきまとうことになります。

 

一歩踏み出すことが怖い気持ちもわかる。だがやらねばならない。何をしたらいいかわからないって?

ふっふっふっ・・・・・・・筋トレだ。

 

「何をしたらいいかわかならいなら筋トレをしろ」というメッセージは面白いですね。

一体どういうことなんでしょう。

 

 筋トレで得られる3つの副次効果

 

■副次効果1■

筋トレでつけた体力が変化を促す

筋トレで得られる正しい食事習慣やライフスタイル、それによって得られる圧倒的な体力というのは、何に挑戦するときにも必ず役に立つ。

(中略)

変化を続けるには圧倒的な体力が必要なのだ。

 

何かをやろうとする気持ちは、体力の裏づけがあってのこと、ということですね。

 

現代人は運動習慣がない人が多く、これが成人病などあらゆる病気を助長しています。

運動習慣がないことによる弊害は、新しいことに挑戦する意欲にも影を落としているという恐ろしい話です。

 

健康であることには多くの人が注意を払っています。

しかし、体力が十分に備わっているかということについては明確な指標がないので、あまり意識されていない気がします。

 

著者はここにフォーカスして筋トレを勧めているのでしょう。

 

やりたいことが見つからないなら、まずは確実に役立つ筋トレをやっておこう。芸は身を助けるというが、筋肉も身を助ける。君の人生のスポンサーになってくれる。お金は提供してくれないが、自信、やる気、成功体験など、何かにチャレンジするときに必要な一式を提供してくれる。これ以上に強いスポンサーはいない。スポーツ選手が胸に企業のロゴを貼っているように、君も胸にでっかい胸筋をつけようじゃないか?

 

やりたいことを見つけるのは結構大変です。

普段の生活をしながら、プラスしてやりたいことを見つける時間が必要だからです。

そしてうまいことやりたいことが見つかったとしたら、さらにやりたいことをやる時間も必要になります。

 

結局「時間がなくてできない」とか、「仕事で疲れてできない」とかいうことになりやらなくなってしまうなんてこと、みなさんも経験があることでしょう。

 

筋トレをやって体を鍛えておくことで、今までの活動以上のことをこなす力がつきます。

 

これは僕も実感しているところです。

筋トレを続けて2ヶ月ぐらい経つと、体に余裕が出てくる感覚が出てきます。

具体的には以下のような感覚です。

  • 階段を登ったあとの、息が上がる感覚や乳酸が貯まる感覚が減る
  • 肩こりや腰痛などがほぼなくなり、血流が良くなっている感覚がある
  • ゴルフの上がり3ホールでの疲労感がほぼない
  • 仕事をした後の疲労感がほぼない

結果として、活動する力、やる気が増して、やりたいことに取り組む時間が増えています。

POINT

やりたいことに取り組む前に、筋トレで体力をつけておこう!

 

 

 

 

 

■副次効果2■

筋トレによるホルモン分泌で幸せな気持ちになる

筋トレをすれば気分や活力、やる気がぶち上がっていく。というか、上がらないわけがない。

すでに軽く触れているが、筋トレ(適度な運動)はさまざまなホルモンの分泌を促進する。テストステロンやアドレナリンなどのやる気や活力アップ系のものから、「脳内麻薬」とも呼ばれるエンドルフィン、「幸せホルモン」と呼ばれリラックス効果のあるセレトニンなどだ。合法的かつ健康的にハイになれるのが筋トレなのだ。

(中略)

筋トレを続けていると、自分のことをどんどん好きになっていけるのだ。

(中略)

自分のことを好きになれると、人生は間違いなく楽しくなる。

 

走っていると気持ちが良くなるランナーズハイという現象があります。

これは走っている最中あるいは直後に起きるようですが、筋トレではどうなんでしょうね。

 

僕は筋トレ中にランナーズハイのような現象はまだ経験していません。

もっと負荷を上げたり、時間を伸ばしたりすると起きるかもしれませんが、なんとも言えません。

 

ただ普段の生活で自分が元気になっているのは実感できます。

これが恐らく著者の言っているホルモン分泌の影響だろうと思います。

 

僕の場合、筋トレを始める前と筋トレ開始後2ヶ月の今を比較すると、以下のような変化が現れました。

  • 仕事でどうしようか躊躇していたことをやろうと決意できた。
  • いいことだと思うけど、周りの反応を気にして言えなかったことが言えた。
  • 休みの日は家でゴロゴロする時間が多かったが、筋トレやセミナー参加などに時間を当てている。
  • 情報収集する意欲が減退して新聞も読んでなかったが、朝日、毎日、産経、日経、ウォール・ストリートジャーナルを購読し始めている。

 

これらはやりたいと思っていても、なぜかやれなかったことばかりです。

今までなぜできなかったのかと考えると、エネルギーが不足していたんじゃないかと思います。

なんかだるいな・・・

俺のゴールはなんだろう・・・

今やる必要あんのかなあ・・・

良かれと思ってやっているつもりなんだけど、本当にみんなの役に立ってるのかなあ・・・

 

筋トレ前の自分はこんなことを考えることが多かったです。

 

考えてばかりで行動しない。

 

僕にとって考えることは好きなことです。

行動するよりよっぽど楽なんだろうと思います。

だから楽な方になびく。

 

その理由はエネルギー不足。

 

今までの筋トレとこの本で、エネルギーは食べるだけでは得ることができず、筋トレによってホルモンが分泌されることではじめて得られるものだと知りました。

 

筋トレは人の行動を変えてしまうほど、メンタルにも良い影響をもたらすのです。

 

POINT

筋トレはメンタルを強化し、やりたいことをやるために自分の背中を押してくれる

 

 

 

 

■副次効果3■

 

筋トレは嫌なことを忘れさせてくれる

仕事で大失敗したり、彼女に振られるなどのショッキングな出来事が起きると、すべてが嫌になることがあるだろう。

(中略)

そんなときは筋トレに限る。ジムに行ってダンベルを挙げていれば、クヨクヨ悩んでいる余裕すらなくなる。

(中略)

真面目な話、必死で筋トレしている間は悩みなんてどうでもよくなる。いや、気を抜いたら鉄の塊に圧し潰されるから、悩む余裕すらなくなると言ったほうが正しいな。体を思い切り動かすことで、脳を強制終了させるわけだ。

(中略)

汗を流して、適度な疲労を覚え、家に帰って寝れば、たいていの問題は解決する。少なくとも「最悪な1日だったけど、体にはいいことはできた」とポジティブに考えられるし、朝起きたら、たいていの悩みなんてどこかに消えている。悩みの多くはしょせん気分の問題なのだ。そして、筋トレをしても残っているほどのガンコな悩みこそ、真に向き合う価値のある悩みであると言える。

 

嫌なことを忘れるために筋トレを活用しようという話です。

2ヶ月前の僕だったら、この話を聞いても「ふーん、そうなんだ」で終わっていたと思います。

 

でも今はこの感覚がわかります。

 

筋トレで1番大事だと思うのは、自分が限界を超えたと感じたところから先です。

 

僕の場合、1番効くトレーニングは腕立て伏せです。

腕立て伏せというのは、普通にやっていると割と足に重心がかかっています。

そうすると楽だから体が勝手にそう動いているようです。

そこをわかっているライザップのトレーナーは、僕のかかとをつかんで前に押します。

そうすると重心が腕に移り、急に負荷がキツくなってきます。

普通に腕立て伏せをやっている分には、20回ぐらいは余裕なんですがかかとを前に押された状態でやると、10回を過ぎたあたりから腕が動かなくなってきます。

 

あと8回、7回、・・・

 

カウントダウンの声を聞きながら頭がもうろうとしてきます。

 

ああ、もう無理だ!

何とかここから逃げ出す方法なないかな?

いや、やめるなんて恥ずかしい

はあ、助けてくれ!

 

あと2回、ラストー・・・

 

 

最後の5回ぐらいはトレーナーが腰を持って補助をしてくれています。

トレーナーの補助が神の恵みのように思えてきます。

それでもつらく、生命の危機を感じるような錯覚に追い込まれます。

 

最後の3回ぐらいは体中から鳥肌が立っている状態です。

 

終わったあとは、顔が真っ青になりしばらく起き上がれない状態になります。

 

最近、こういう体験を何度もしているので著者の言っていることがよーくわかります。

 

やっている瞬間は、本当に悩みなどどうでもいいというか、思い出すことさえできなくなります。

自分の命が危ないと思うような状態なので、見事に脳が強制終了されているのです。

 

こういうトレーニングの後は、達成感と苦行から解放された喜びがしばらく頭の中をただよっています。

そして、気持ちの良い疲労感があるのでネガティブな感情が入る隙間がなく、夜も早めに眠ることができます。

 

負荷が高めの筋トレをすると、本当に嫌なことなどどうでもよくなるという状態になります。

 

仕事で大きな失敗をするとまるで人生が終わったかのように落ち込んでしまう人がいる。ほとんどの人が「仕事が主戦場」だと思っているから、こうなってしまう。

だったら発想を展開させて、”筋トレがメイン”だと考えればいい。筋肉は筋トレ中に成長するのではない、筋トレをしていない休んでいる時間に成長する。その休んでいるときに、”ついでに”仕事をするというふうに考える。仕事なんてしょせん筋トレをやっていないときの暇つぶしだと考えるのだ。

 

これも示唆に富んだ話ですね。

人生のゴールを仕事だけにおいている人は決して幸せになれません。

ゴールは職業、趣味、健康、ファイナンス、生涯学習、家族、社会貢献など人生のいろんな場面で持っている必要があります。

そして、どれが1番大事ということもなくみんな大事なんです。

 

著者は筋トレと仕事だったら、「筋トレをメインにすればいいんじゃないの?」という提案をしてくれています。

これは健康のゴールを仕事より優先して見ると、見方が変わるということを教えてくれています。

ほとんどの人は仕事中心の考え方で生きているので、著者がいうように筋トレを中心に考えてみるのも良いのではないでしょうか。

 

POINT

自分の限界を超えた筋トレで嫌なことを忘れよう
人生は仕事だけじゃない、筋トレを中心に生きるのも一興!

 

 

 

 

 

 まとめ

一説によると筋肉は25歳ぐらいをピークに、放っておくと毎年1%程度のペースでどんどん減少するそうです。

そのまま50歳になったらどうなるかと考えると末恐ろしいですよね。

そして僕は、高校2年生あたりから51歳の今までほとんど運動をしていませんでした。

10年前ぐらいから月に2、3回やるゴルフで歩くのと、たまにウォーキングをするぐらいの運動しかしてきませんでした。

だから20代から比べて筋肉量は激減していることでしょう。

 

それを考えてのことではないですが、今筋トレをしています。

筋肉はまだついてきたといえるレベルではないですが、体や心の面でいろんな変化を感じてきているところです。

ライザップのトレーナー曰く、筋肉は筋トレから3ヶ月後に成果として現れるとのことです。

でも脂肪の減少や、心の変化は筋トレをして1ヶ月後ぐらいから現れてくるなというのが僕の実感です。

 

今回は筋トレで得られる3つの副次効果と題して筋トレのメンタルへの影響を語ってきました。

筋トレはいつから始めても必ず成果が現れます。

そして単に筋肉が増えるだけではなく、食事制限のことを学んだり、体の仕組みを学んでいくことによって自分の体のことがよくわかってきます。

メンタルへの影響についてはこの本に存分に書かれており、僕もとても勉強になったのでみなさんに共有させて頂いた次第です。

 

世の中に健康、筋トレ、ダイエットの話がこれだけ溢れているにも関わらず、これらの知識を元に行動を起こす人は本当に少ないです。

僕もその1人でしたが、行動を起こすことでいろんなことがわかり、いろんな変化も起きてきました。

 

みなさんと一緒に行動の旅を歩んでいけることを楽しみにしています。

 

 

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