新柳の教え

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管理職の悩み 部下に任せるということ【その1】丸投げ

みなさんこんにちは。

 

今回は組織においてよくある上司の悩み 任せるということ についてお伝えします。

 

 

 

 はじめに

管理職は部下を管理する義務があります。

管理業務は多岐にわたり、業務管理、勤務管理、業績管理、心身の健康管理、スキル管理、人事評価、部下の育成など色んな管理を行なっています。

 

管理業務の中で最も大切なのが部下の育成です。

そして、管理業務の中で最も難しいのが部下の育成なのです。

 

 

 

 部下の育成に対する考え方

みなさんは部下とどう接しているでしょうか。

部下の育成の仕方はいろんな方法があります。

僕は今まで多くの管理職と部下の関係を見てきました。

もちろん自分自身も上司、部下両方の立場でたくさんの体験をしてきました。

 

管理職が部下に接する時のスタンスは、それこそ千差万別です。

ただある程度分類できると思っているので、試みに以下の4つのスタンスに分けてみました。

  • 丸投げ
  • 任せる
  • 背中を見せる
  • 統制する

 

みなさんはどれに当てはまりますか?

 

もしかしたら複数当てはまる人もいると思います。

 

では、部下を育成するのに最も有効なスタンスはどれだと思いますか?

 

 

正解は、

「どのスタンスも有効」

です。

 

丸投げ

「丸投げ」という言葉はあまりいい意味では使われません。

無責任なイメージを抱きやすいですが、実際はそうではありません。

管理職である以上、「丸投げ」して何か問題が生じたらその責任は管理職に生じます。

 

もし丸投げして、問題が生じた時に責任を負わないのであれば、その人はもはや管理職ではありません。

 

丸投げのいいところ
  • 管理職の負担が少ない
  • 部下が自律的に動く
  • 部下の成長が早い
丸投げのよくないところ
  • 部下の能力が不足している場合、つぶれてしまう
  • 仕事のコントロールが効きにくい
  • 部下が不快感を持つ可能性がある

 

丸投げをしている管理職はいっぱいいると思います。

そして丸投げをしてもいい対象は、ある程度経験を積んでいる部下です。

 

丸投げをできると管理職としてはものすごく楽です。

だから、多くの管理職が丸投げしていい人材を欲しがります。

 

丸投げする対象の部下は、もともと能力が高い人材なので丸投げしても何とかこなしてきます。

 

これがいいんです。

 

つまり、普段は管理職の助けを借りた上で卒なく仕事をしているのが、管理職の助けがなくなるとすべて自分で仕事を完遂する必要が出てきます。

 

これで有能な人材を更にブラッシュアップすることができます。

 

このように「丸投げ」というスタンスは、有能な人材を更に成長させるために使うとかなり有効です。

 

「丸投げ」の目的が、「楽をするため」の人は気をつけてください。

部下たちはそういうの、敏感に感じ取ります。

 

「あの人は自分が楽しようとしてみんな人に振ってくる」

 

なんて思われたら管理職失格です。

 

同じ「丸投げ」でも自分が楽をしようとしているのか、部下を成長させようとしているのかで世間の見方は180度変わります。

 

今回は「丸投げ」について僕の考えをお伝えしました。

 

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