新柳の教え

人生を楽しく幸せに生きるための知恵、教え、考え方をお伝えします

成長への近道 〜早いと思うぐらいでデビューする【その1】 「今のままで十分」という考え方

みなさんこんにちは。

 

「早く成長したい」

 

上昇志向をお持ちのみなさんは、早く成長して成功を手に入れたいと考えます。

 

一方で、

「普通でいい」

「今のままで十分」

 

と考える方も大勢います。

 

僕は20代から40代前半までは、「早く成長して成功を手に入れたい」と強く思っていました。

ところが40代半ばを超えてくると、「今のままで十分」という考え方が入ってきています。

そして50代前半になった今、また「早く成長して成功を手に入れたい」と思い始めています。

 

大まかにいうと僕が大人になってから、こんな考え方の動きをしています。

 

「今のままで十分」という考え方

この考え方はいい考え方だなと思っています。

自分が不幸を感じているとき、

「普通に3食食べれることのありがたみを感じなさい」

「生きているだけで幸せなことだよ」

「日本に生まれて生活できているだけでラッキーなこと」

など、

今の境遇の良いところにフォーカスを向けて、幸せを感じるのがこの考え方の要諦です。

 

小林正観さんの本などを読むと、こういうことが丁寧に書かれています。

本を読んだ後はなんか心がきれいになった感覚を持ち、明日からこの考え方を実践していこうと思ったりします。

 

だけど長続きさせるのが難しいんですよね。

 

何が難しいかって、当たり前のことをありがたいと思うことが難しい

 

本を読んだ直後は感化されて、奥さんが仕事の愚痴をこぼしたりすると、小林正観さんの教えを語ったりします。

 

自分自身も当たり前のことをありがたく感じることができます。

でも、それはほんの少しの間だけ。

 

そして、時間が経つと現状に不満を抱き始めます。

 

こりゃまずいとまた小林正観さんの本を手にとって、現状に満足する考え方を思い出します。

 

こんなことを繰り返して1年も経つと、「今のままで十分」という考え方はすっかり薄れてきてしまいます。

 

現状に満足する考え方には、こういうのもあります。

 

「交通事故にあって足を骨折したとき、足がなくならずに済んでよかった」

 

こういうふうに思えることは尊いことだなと思います。

 

でも今の僕には、こういうことを心から思えるレベルまで達していません。

 

そしてこういう考え方の尊さは分かりながら、何かネガテイブな空気感がどこかに漂う気がしていて、心の奥底からでは腑に落ちていないんです。

 

さらに、「今のままで十分」という考え方は現状を肯定するものです。

が、ゴールを目指そうとすると現状を肯定していてはゴールに辿り着けません。

 

こんなことを色々考えていると、「今のままで十分」というのは今の自分には合わなくなってきました。

だから今の僕は自ら現状を変えて、成長への道を歩む方向に舵を切り始めたのだと思います。

 

今回はここまで。