人生を生きてくると色んな体験をして、記憶として蓄積されていきます。
更に空想、妄想、想像などと言われる体験はしていないけど、頭の中で作るイメージも記憶として蓄積されます。
そして体験も頭の中で作るイメージも、脳の中では区別なく処理されるようです。
これはつまり、現実の仕事で年収500万のサラリーマンを体験しているのと、年収1億円の起業家になることを想像していることが脳の中では明確に区別がつかないということです。
しかしながら、年収1億円の起業家を想像したところで、年収500万のサラリーマンの現実は明確にあります。
これは当たり前と思っている人がほとんどだと思いますが、なぜそうなのでしょうか。
これが臨場感の力なのです。
みなさんが映画を見て、感動して涙を流している時は映画の中に没入している証拠です。
この時、現実空間の臨場感が下がり、映画の中の臨場感が上がっています。
映画の例はわかりやすいですが、みなさんが生活している中で臨場感が現実空間から離れることは時々起こっています。
そして、脳には現実か否かに関わらず、臨場感が高い方に引っ張られていく傾向があります。
年収1億円を稼ぐ自分を想像しても、現実が変わらないのは臨場感が現実にあるからです。
人間は臨場感が高い空間を自分の現実と捉える。
これがゴールを達成するための1つのヒントです。
自分が達成したいゴールに高い臨場感を持つことで、ゴールに自分が引っ張られていきます。
これで頭の中は確実に変化をしていき、あとは時間の経過とともに物理空間にも変化が起きてきます。
今日は臨場感の力についてお伝えしました。