新柳の教え

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地域活動改革【その4】役員人事

年度末シーズンに近づくにつれ、日本の至る所で地域の役員人事が動いているところだと思います。

地域の組織において、誰かが役員をやる必要があります。

だけど本当は誰もやりたくないですよね。

中には貴徳な方がいて、役をやってくれる方がいますが本当に稀です。

 

僕も数々の役員をやっていますが、この役員人事が最もつらい場面です。

 

なぜこんなにつらいのかなと考えると、自分でコントロールが効かないからです。

あくまでお願いするしかなく、嫌がる相手になんとかイエスと言わせる、マルチ商法のような感覚が出てくるからです。

 

数年前にPTA会長を務めた後、次のPTA会長を頼むときは本当に地獄でした。

奥さんと協働して名簿を元に1件1件電話をし、ほとんど門前払いをくらいやっとの思いで面会までごきつけてもそこで断られる。

絶望に打ちひしがれ、もう1年俺がやると思ってたところでやっと引き受けてくれる人が現れました。

そのときはその人が神のように見えましたが、嬉しさはなくただただ安堵感だけが漂っていました。

 

そのとき役員というのは本当にいるものなのかという疑問が何度も湧いてきました。

こんなに多くの人が嫌がるものが必要なものとは思えない。

それなのになぜなくすことができないのだろうか?

 

僕は色んな役をやっていく中で、多くのことを学びました。

だから役をやることは自分にとってプラスになると思っているので、頼まれたらやった方がいいと思っています。

 

だけどやりたいかやりたくないかと問われれば、どちらかと言えばやりたくないです。

 

ここにポイントがあると思っています。

 

やりたいことであるかどうか

 

「やりたくないけど誰かがやらなきゃしょうがない」

というのが役を引き受けた人の考えです。

 

「やりたくないのになぜやるの?」

というのが役を絶対に引き受けない人の論理です。

 

僕は前者の立場ですが、後者の立場の人も大いに正しいと思っています。

 

前者は利他的精神を優先、後者は自分の気持ちを優先しているのです。

今の世の中では前者が人の上に立った方がいいと思ってはいます。

 

だけど僕が目指すの道とは少し違います。

 

やりたいことで利他的精神を発揮する

 

両者の言い分を合わせたような考え方ですが、これができるのが健全な社会だと思っています。

 

こういう社会を作ろうという思いで、僕は200世帯を取りまとめる組長を引き受けました。

 

人がやりたがらないことを徹底的に排除し、やりたいことで埋め尽くす社会を作る。

そしてやりたいことでみんなが思う存分利他的精神を発揮できれば、もっともっとみんなが幸せになれると思っています。

 

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